ナレーター 主婦 人間 生物として 色んなところでズッコケている 女優の日々 〜第二章〜
雨のせいかスーパーは空いててね
POPな洋楽が流れて
何かちょっとイイ感じだったの

そしたら
魚売り場と野菜売り場の角で
4、5歳の女の子が
曲に合わせて踊っててさ

顔は平然としてるんだけど
動きがキレッキレで弾けててね
私、買い物するのも忘れて
30秒くらいかな
思わず見惚れちゃったわけ

んで
ターンしたその子と目が合ったんだけど
途端に動きが止まってさ

私もハッと我に返って
「・・・ダンス上手ね」
って言ったの

そしたら彼女
困ったような顔して
ジャガイモを選んでたママのお腹に
しがみついて顔を埋めたんだ

「この子、踊るのが大好きで」
ってママが

私・・・彼女に悪いことしたなぁ
せっかく気持ち良く踊ってたのに

あの子 別に
誰かに褒められたいとか
そういうので踊ってた訳じゃないからさ

ああ 超イノセント

あんなに生き生きとしたシーンに
遭遇出来て嬉しかったよ

でもその反面
私の中にはもう
ああいう美しいモノが
すっかり無くなってしまったかも?
って感じて
心で泣いちゃった

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夜 雨に濡れるロマンス

と夕飯を食べながら
バーッとハモラーに話したところ
ちょっと間があり

「何をどう思うかは人の自由だからね」

とサンマをほじりながら
面倒くさそうにポツリ。


そうね。


もう二度と
こういう類いの話を
彼にはしないことに決定。


今夜はサザンを中心に聴くわ