ナレーター 主婦 人間 生物として 色んなところでズッコケている 女優の日々 〜第二章〜
基本的に無宗教だ。
でも
ご先祖様には
毎日 朝と晩の二回手を合わせ
想いを伝えたり誓ったりしている。

ハモラーと私はそういうところが
元々合っていた。

結婚してからは
手を合わせる対象が倍になった。


17日の朝
ハモラーが何も言わず
いつもより一本多くお線香を上げてくれた。
そして私達は並んで
長めに手を合わせた。
涙が出た。


空は青く雲は白く
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川では
鳥達がのんびり泳ぎ
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公園では
犬達が仲良くオヤツを食べていた。
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私は久々に体の何処も痛くなかった。


1月17日


20年前の今日
我が故郷は大地震に見舞われた。

そして

13年前の今日
母が他界した。


20年前も13年前も
とても寒い日だった。


どちらの日も
あまりの衝撃に
「食べる」とか「寝る」とか「泣く」とか
そういう事を忘れた。

無力な自分を責めながら
錯乱と放心の間にいた。

神戸と東京の距離が
とてつもなく遠く感じた。



その後 街は
地元の人々と周囲の力で
メキメキと復興した。

私は実際に恐怖を味わっていないし
ろくに協力もしていないという
後ろめたさがあったけれど
故郷が生き返っていく様子は
素直に嬉しかった。



母は
17日以降
起き上がることは無かった。

遅かれ早かれ
親は見送るものだと
どこかで覚悟はしてたけれど
その無念さは半端なかった。

親孝行するどころか
心配を掛けてばかりだったから。

母のことが大好きだった。


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今年の1月17日は
平凡な一刻一刻を味わいながら
平常心で過ごせた。


人並みに懸念事はある。

でも
「空が綺麗だなぁ」
と思いながら
こうして自分の足で歩けている。

何気ない日常を慈しみ
楽しめている。
なんてありがたいことだ。


あらゆる生命の源に
自然の恵みに
両親とご先祖様に
遠くの人に 身近な人に
目には見えないけど信じる対象に・・・

ああ
気持ちを言葉や文章にするのって
難しい!

とにかく
私が此処ににこうして生かしてもらえてることに
広く深く感謝します。


そして
あの日失われた尊い命とその魂に
心から祈りを捧げます。