ナレーター 主婦 人間 生物として 色んなところでズッコケている 女優の日々 〜第二章〜
先週
母の命日に
朝から母に話し掛けていました。

普段は心の中だけで語り掛けるのですが
命日なので声をオンに。

家の中だしね。たまにはね。

そして 夕方
仕事に出掛ける準備をしながら
母の写真に向かって

「今夜のナレ録り
赤坂やけど ママも一緒に行く?」

と言ったところ

「行く行くー♪」


ノリノリの返事があった気がしてビックリ。

おおーっ、遂に交信に成功したかーっ?!

きっと気のせいなんだけど
凄く嬉しくなって
私は母の魂を同伴し
仕事に行く事にしました。

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赤坂といえば

高2の秋
TBSのオーディション番組に出る為に
母と一緒に訪れた思い出の地です。


地方予選で

「あなたのような人を待ってたんです!」

と番組関係者にベタ褒めされ
意気揚々と上京したものの
呆気なく落ちました。

結果にガッカリしながらも
ミーハーな母娘は
都心の煌びやかさや
番組制作の雰囲気や
すれ違う大勢の芸能人に魅了され
ずーっと盛り上がっていました。

そして ハイテンションのまま
帰りの新幹線ひかり号に乗り
食堂車でビーフシチューを堪能。

「美味しいーーーっ」

ああ、非日常の楽しさよ☆


しかし

新神戸駅に着き
ホームで冷たい夜風に当たった瞬間
一気に現実に引き戻されました。

「明日学校行きたないわぁ」
「ママも仕事行きたないわぁ」

母の目が急に落ち窪んで見えました。

こうして 1泊2日の
赤坂オーディション二人旅は
幕を降ろしたのです。

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あれから約30年。

15回目の母の命日に
TBSのすぐ近くのスタジオで仕事をすることに
不思議な縁を感じました。

スタッフの皆さんには
一人のナレーターにしか見えなかったはずですが
実は 母親を同伴していたのですよ。
ウヒヒヒヒ。

母が
お一方お一方に

「有難うございます。
これからも娘をよろしくお願いします」

と言って回ってたの気付きましたか?

きゃ〜〜 オカルト〜〜☆

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この度は
ナレーターとして呼んで頂いただけでも
非常に有難かったのに
母を近くに感じるきっかけになって下さって
いやいやまったく
何とお礼を言ったら良いものか。

このご恩は生涯忘れません。

私にとって普通のお仕事ではなく
楽しく濃い特別な出来事になりました。

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お弁当も凄く美味しかったです。
本当に有難うございました。



母よ。
二度目の赤坂はどうやった?
私の仕事光景はどうやった?
(高級)仕出し弁当 美味しかったね〜。

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これまでずっと
記憶や夢の中でしか会えなかったけど
今日は一緒に過ごせた感じがするわ。
不思議やねー。

どうか安らかに休んで下されよ。
また会いましょう。
ほなね。