ナレーター 主婦 人間 生物として 色んなところでズッコケている 女優の日々 〜第二章〜
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ナレ録りの後、ひらいさんの作品展に行き、そして、久しぶりにカルイチのお見舞いへ。

ビニールのスモッグに手袋、マスクを装着しつつ、窓から覗くと、おや、目に光が。
そして、顔がふっくらしたような。

「カルイチ〜。どない?」
「うん、まあまあよ」
「あ、喋ってる!ちゃんと付いたんやね。痛みは?」
「もうない」
「良かったなぁ。こないだ、大変そうな時に来てしもたから。んで、水は飲めるようになった?」
「ご飯も食べてる」
「えーーーー、凄いやんっ。食べてんの?!うわぁ、ご飯美味しいやろ?」
「美味しくて、つい食べ過ぎてしまう」
「それ知ってたら、何か買ってきたのに!今、一番何が食べたい?」
うなぎ(キッパリ)」
「贅沢やなぁ。今、鰻メッチャ高いねんで。でも、ま、しゃーない。今度買ってくるわ」
「お願いします」
「それより、早く此処出て食べに行こうよ」
「ほんまや。登亭だったら僕が奢ります」
「むふ〜、出来れば宮川か野田岩で奢って〜」
「それは・・・ちょっと難しい」
「じゃ、割り勘で。ひらいさんも一緒にね」
「そうしましょう」

わおわおわおーーー。
カルイチが飲食出来る日をどれだけ待っていたことか!

途中、危篤になった時もあったけど、私は信じてた。
医学の進歩と、今まで何度も九死に一生を得ている奇跡のおっさんを。

約一年間、毎日具体的にイメージしつつ祈っていたので夢みたい。
長かったよ〜。
美味しく食べられるって、飲み込めるって、素晴らしい。


迸る感情を抑えることが出来ず、病院を出て、しばらくウォーッと走った。

あぁ、嬉しい!気持ちいい!
空が青い。青いよーーーーっ。

走れること。飲食できること。心臓がちゃんと動いていること。
今年中にカルイチと一緒に外の空気吸えそうなこと。
そして、鰻、うなぎ、ウナギーーーー!!!


息を切らしながらハモラーに電話。
「カルイチが、もう食べてるの!(ゼーゼー)ねぇ、今日の晩ご飯何がいい?」
うなぎ(キッパリ)」
「アンタもかーいっっ!!」

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という訳で、夕飯は、今年初めての鰻丼。

カルイチ、許せ。先に食べちゃった。
高かった。でも、美味しかった。

今月一いっぱいは粗食に決定。